木のカトラリーのお手入れ方法

ご自宅で出来る、木のカトラリーのメンテナンス方法をご紹介したいと思います。
まず、制作しておりますカトラリーの仕上げ方を紹介いたします。

仕上げ方法


仕上げには、なかなか聞くことがないと思いますが、「クルミオイル」を塗っています。

使用しているのは、「クロワヴェルト」というフランスの老舗メーカーの物です。


なぜ、クルミ油なのかというと、まずは、天然素材で安心して使っていただくためです。そして、乾燥すると固まって表面に膜を作り、撥水効果が出ます。

しかし、天然素材の安心感の一方で、デメリットは、洗うたびにジワジワとコーティングがはがれてくることです。


はがれてきますと、乾燥して割れる原因になります。それに、木肌がガサついて、気になってくることがあるかと思います。

なので、末長く大切に、快適に使っていただくためにも、お手間がかかりますが、月に1回程度、オイルの補給をお願いしております。




クルミは英語で、ウォルナット
木は切ったあとでも、呼吸をしています。湿度の調整をしようと、周囲の環境に調和しようとします。天然仕上げのコーティングは、その呼吸を妨げにくいです。



メンテナンス方法

本題のメンテナンス方法です。

オイルはどの家庭にもあると思うオリーブオイルを使用します。

(・クルミオイル・えごま油・亜麻仁油は、発火の可能性がありますので、使用する際は、処理の仕方を勉強してから使ってください。)


用意するもの

・カトラリー
・オリーブオイル
・布の端切れ(または、丈夫なキッチンペーパー)

カトラリーをよく乾燥させておく。この時、傷や割れがないか見て下さい。

ザラつきが気になるようでしたら、サンディングします。(方法は次回)


端切れにオイルを少し付けて、薄く塗り込んでいく。(表面が潤うくらい)



天日干しで1日くらい干しておく。

触って、表面がサラサラしたら完成です。



ご自宅で出来る簡単なメンテナンスを紹介させていただきましたが、メンテナンスも承っております。

また、使えなくなったけれど、捨てれないものなどありましたら、リメイクのご相談にも乗りますので、お気軽にご連絡下さいませ。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ちなみに、クルミオイルはサラダにかけても美味しいですよ!



giko works

無垢材を使った木工ハンドメイド製作の風景。 Toshio Araki / Craftman, Designer @福岡 ■ネットショップはこちら https://www.iichi.com/shop/gikoworks オーダーメイド制作もいたします。

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